女性にもインド人にも大人気のエリックサウスで、南インドの味を堪能して

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インドはインドでも南インド料理
今年4月にオープンしたJRゲートタワー。今回は数あるレストランの中から、南インド料理専門店の「エリックサウス」でディナーをいただきました。
インド料理専門店はそれなりに見かけますが、「南インド」とハッキリ言い切っているお店ってあんまりないような……
ともあれ、今回はその魅力を存分にお伝えしていきたいと思います!
まるで本当にインドに来たみたい
店構えからしてなんだかインドっぽいですね。インドの街中を歩いていたらきっと、こういう店構えのお店に出会えそうです。
向かい合う形でカウンター席が並び、その左右にテーブル席が用意されています。壁にはインドの街中の風景を切り取ったかのようなプリント。壁を見つめているうちに、本当にインドにいるような気分に。
僕が入店した17時半の時点ではお客さんの入りはまばらでしたが、18時から19時にかけて、どっとお客さんがなだれ込んできます。
時間帯によるとは思いますが、仕事帰りのサラリーマンから、買い物終わりの女性客まで、いろんな層のお客さんがお店にやってきます。お一人様の女性もいらっしゃいました。一人でも、大勢でも利用しやすいのではないでしょうか。
特撰ディナーターリーで、リーズナブルにちょっぴりご馳走
せっかく夜に伺ったので、特撰ディナーターリー(税込1680円)をオーダーしました。
ターリーは大皿の意。大皿の上に、カレーやライス、付け合わせなどがそれぞれ小皿に盛られて提供されます。
- 地場野菜のガーデンサラダ(契約農家直送!)
- カレー(下記の9種類の中から2種類を選べます)
1. エリックチキンカレー(辛さレベル:★★★☆)
2. はちみつバターチキンカレー(辛さレベル:★☆☆☆)
3. マラバール風キーマカレー(辛さレベル:★★☆☆)
4. 黒胡椒ビーフカレー(辛さレベル:★★☆☆)
5. ココナツ野菜カレー(辛さレベル:★☆☆☆)
6. 本日の南インド伝統菜食料理(辛さレベル:★☆☆☆)
7. サンバル(辛さレベル:★★☆☆)
8. 青唐辛子ラムカレー(辛さレベル:★★★★)
9. 本日のスペシャルカレー(辛さレベル:★☆☆☆~★★★★) - ロティ(全粒粉、水、塩のみで焼いたヘルシーな無発酵パン)
- チリトマトチャトニー(楽しみ方自在のディップソース)
- ライタ(塩ヨーグルトサラダ)
- チキンビリヤニ(インド式スパイシーパエリア)
- タンドリー風チキンティッカ(スパイスとヨーグルトに漬け込んで香ばしく焼いたチキン)
カレーのオススメを伺うと、人気ナンバーワンのカレーということで、やはりチキンカレーを真っ先に挙げられました。
もう一種類のカレーをどうしようかと迷っていると、「マラバール風キーマカレーも人気があります。男性の方は黒胡椒ビーフカレーを選ばれる方も多いですね」とのことでした。
今回僕が選んだのは、エリックチキンカレー(写真奥)とマラバール風キーマカレー(手前)です。
こちらはディナーなので、他のそれと比べるとちょっとご馳走感のあるメニューになっています。でもこれだけのボリュームで、しかもディナーでこの値段はかなりリーズナブルだと思いませんか?
日本人好みにアレンジしないこだわり
ところで皆さん、「洋食屋のカレーとインド料理店のカレーが違うのはわかるけど……違いってそれぐらいでしょ?」なんて思っていませんか?
スタッフの稲田俊輔さん曰く、「インドの北と南では、カレーひとつにしてもまったく別物」とのこと。南インドで何度も修行を積んできた彼が、現地で体感したカレーの違いは、ザッとこんな感じだそうです。
北インド:バター、生クリームを多用。こってりカレー。
南インド:油脂は少なめで、使用する油脂も植物性油脂。スパイスの香るさっぱりカレー。
ヘルシーなメニューも多いからか、客層の大多数を女性が占めているエリックサウスですが、注目していただきたいのはそのこだわりです。
あえて日本人の舌に合わせるようなことはせず、たくさんあるインド料理の中から日本人に合うものをチョイスしてメニューに加えています。
「実はインドの食事ってお米が中心なんです。あとはロティとチャパティー(ロティの一種)。ナンを食べているのはインド人よりも日本人ですね。だから、当店ではナンはお出ししていません。本当に南インドのスタイルそのものにこだわっているお店だと思いますよ」。
現地仕込みの味をそのまま提供しているサウスエリックは、わざわざ県外から食べに来られる方もいらっしゃるほど。インドの方々にも大人気で、なんとお客さんの2割はインド人。
インド人のお墨付きのあるサウスエリックのお料理、ぜひ一度ご賞味あれ!
スパイス・バルとしての顔も
エリックサウスはスパイス・バルとしての顔も持っています。
稲田さんのオススメはレモンサワー(450円)とジンジャーサワー(450円)。
特にジンジャーサワーは隠し味にスパイスが入っているそうで、厚切りスパイシーラムステーキ(150g 850円/300g 1580円)とChicken 65(700円)との相性がバツグンなんだとか。
「Chicken 65ってなんだろう? 何で65なんだろう?」とお思いの方、是非どんな料理なのかを訊くついでに、名前の由来について尋ねてみてください。専門店ならではの興味深い答えが返ってきますよ。
店舗情報
- 052-433-1780
- 11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
- 無休
- 完全禁煙
- 30席
- 駐車場ナシ
- 予約可(当日予約は不可)
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